いつもMOT製品をご利用頂きありがとうございます。
以下の日程でクラウド経費精算システム「MOT経費精算」のバージョンアップを行いますので、ご案内させていただきます。
事前リリース日:2023年9月13日(水)7:00
本リリース日:2023年9月20日(水)7:00
1. 適格請求等保存方式のインボイス制度への対応を行いました。
2023年10月から義務化される適格請求書等保存方式のインボイス制度に対応するため、事業者登録番号で管理できるようにしました。
今後、各種精算画面で申請が行えるのは以下のパターンとなります。
事業者番号 | チェック | 仕入控除 | 内訳 | 金額 | |
---|---|---|---|---|---|
入力あり | 有効 | 適格事業者 | – | 仕入税額控除対象 | |
– | – | 適格事業者 | 公共交通機関 | 3万未満 | 仕入税額控除対象の公共交通機関利用 |
– | – | 免税事業者 | – | – | 仕入税額控除対象外 |
– | – | 対象外 | – | – | 非課税 等 |
※出張申請・経費申請の画面のみ、上記に該当しない申請も可能です。
ただし出張精算、経費精算の画面で上記に該当しない場合は申請時にエラーとなります。
※宿泊費、日当は事業者登録番号を未設定でも仕入控除を適格事業者で選択ができます。
(1)支払先登録に「事業者登録番号」の項目を追加しました。【事前リリース対象】
事業者登録番号の入力がある場合、事業者登録番号として認識できない場合は登録時にエラーとなります。
(2)内訳登録に「公共交通機関」の登録を追加しました。【事前リリース対象】
「該当」に設定した場合、明細金額が三万円未満の場合は事業者登録番号の入力なしで適格事業者の選択が可能となります。
交通費精算の IC カード取込や公共交通機関利用の申請で必要になりますので、事前に設定をお願い致します。
(3)消費税登録でメイン税率の項目を追加し、複数税率の登録に対応しました。
登録した税率は各種申請・精算画面で選択可能となります。
メイン税率「対象」の税率は選択した会社と指定期間内で一つのみ設定可能となります。
(4)各種申請・精算画面でインボイス制度に伴う項目の追加を行いました。
① 事業番号登録、仕入控除の入力欄を追加しました。
領収書の下に事業者登録番号、仕入控除の項目を追加しました。
入力されている事業者登録番号が、事業者登録番号として認識できない場合、登録時にエラーになります。また、エラーとなった場合は仕入控除で「適格事業者」の選択は行えません。
ただし、選択した内訳の公共交通機関が「対象」の場合、明細金額が三万円未満の場合は事業者登録番号の入力なしで「適格事業者」の選択が行えます。
② 1つの明細に対して、金額・税率が複数入力できるようになりました。
税率が設定できるようになりました。
マスタ管理>1.基本情報管理>5.消費税登録 から登録が行えます。追加、削除のボタンを押すことで金額・税率の入力欄の追加・削除が行えます。
③ 明細部に事業者登録番号と仕入控除欄を追加しました。
金額・税率を複数登録行った場合、明細欄で改行して表示されます。
事業者登録番号の入力があり、事業者登録番号として認識できない場合「(NG)」と表示されます。
④ 文書管理連動時、登録した事業者登録番号、チェック結果の連動を行います。
承認取消後後に再申請・承認した場合の連動にも対応しました。
(5)申請書の確認、精算書の確認でインボイス制度に伴う項目の追加を行いました。
金額・税率を複数登録行った場合、明細欄で改行して表示されます。
事業者登録番号の入力があり、事業者登録番号として認識できない場合「(NG)」と表示されます。
(6)仕訳データ出力
選択した税率、金額に応じた仕訳データ出力に対応しました。
1. 個別承認フロー管理でデフォルトフローが削除できないよう修正しました。
2. 基本情報設定、仕訳パターン設定の出力形式で出力に不具合のある項目を削除しました。
削除対象:FX2(振替伝票出力)、CAP21、ICS 会計、GLOVIA
3. 内訳登録で編集時に「会社名」「勘定科目」「補助科目」が修正可能となるよう修正しました。
今後ともMOT製品をよろしくお願い致します。